就活したくないときはどうする?考えられる理由と進路の選択肢を解説

就活準備, 就職活動
2023.06.30
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投稿したユーザー : shigehiko21

「就活を始めたくない」「周囲は動いているのに、何もする気になれない」と悩んでいる学生もいるのではないでしょうか。

就活したくないと感じる理由は、人によって異なります。何から始めればよいか分からない場合もあれば、選考への不安、働くことへの抵抗、心身の疲れが影響している場合もあります。

就活をしない選択もできますが、漠然と避け続けるのではなく、卒業後の生活や利用できる制度を確認したうえで判断することが大切です。

この記事では、就活したくないと感じる理由、就活のメリットと負担、就職以外の選択肢、今からできる対処法について解説します。

「就活したくない」と感じるのはおかしい?

就活に対して不安や抵抗を感じること自体は、おかしなことではありません。

就活では、自己分析、企業研究、エントリーシート、適性検査、面接など、慣れない作業が続きます。選考では合否が示されるため、自分自身を否定されたように感じてしまうこともあります。

また、学生から社会人へ生活が大きく変わることに、すぐには実感を持てない人もいるでしょう。

大切なのは、「就活したくない自分は駄目だ」と決めつけるのではなく、何に負担を感じているのかを整理することです。理由が分かれば、今後の行動も考えやすくなります。

就活したくないと感じる主な理由

何から始めればよいか分からない

就活には多くの準備があるため、すべてを同時に進めようとすると負担を感じます。

特に、就活の流れを知らない段階では、情報収集をしているだけで疲れてしまうこともあるでしょう。

この場合は、就活そのものが嫌なのではなく、「進め方が分からないこと」に不安を感じている可能性があります。

選考を受けることが怖い

エントリーシートや面接では、自分の経験や考えを企業へ伝えます。

「うまく話せないかもしれない」「不採用になったらどうしよう」と考え、応募する前から動けなくなることもあります。

不採用は、応募者の人格や将来性を全面的に否定するものではありません。募集している仕事、企業が必要とする能力、応募者の希望などが、その時点で合わなかった結果と考えることもできます。

自分に向いている仕事が分からない

興味のある仕事や将来像が明確でないと、どの企業を調べればよいのか判断できません。

世の中には知らない仕事も多いため、最初から一つの職種に絞る必要はありません。興味のあることだけでなく、「避けたい働き方」「譲れない条件」から考える方法もあります。

働くことに悪い印象がある

身近な社会人から仕事のつらさばかりを聞いていたり、長時間労働やハラスメントに関するニュースを見たりすると、働くことに希望を持てなくなることがあります。

ただし、仕事内容、勤務時間、職場環境、教育制度などは企業によって異なります。

社会人の一つの体験を、すべての会社や仕事に当てはめず、複数の人や企業から情報を集めることが大切です。

周囲と比較して疲れている

友人が内定を得たり、早い時期からインターンシップへ参加したりすると、焦りを感じることがあります。

しかし、志望する業界や職種によって採用時期は異なります。就活の進み方だけを比較しても、自分に合う会社を選べたかどうかは分かりません。

SNSを見ることで焦りが強くなる場合は、閲覧する時間やアカウントを一時的に制限することも一つの方法です。

就職以外にやりたいことがある

大学院への進学、留学、公務員試験、資格取得、起業など、一般企業への就職以外の目標がある人もいます。

この場合は、「就活から逃げたい」のか、「別の進路を積極的に選びたい」のかを区別して考えましょう。

別の目標があるなら、必要な費用、準備期間、卒業後の生活、目標を変更した場合の対応まで調べる必要があります。

心身が疲れている

眠れない、食欲がない、何をしても楽しめない、強い不安が続くといった状態では、就活を進めることが難しくなります。

この場合は、就活の方法を工夫するだけでは解決しない可能性があります。大学の学生相談室や保健管理センター、医療機関などへ相談しましょう。

緊急性のない悩みでも、厚生労働省の案内から相談内容に応じた公的窓口を探せます。若者や学生を対象とした相談先も紹介されています。kokoro.mhlw.go.jp

就活をするメリット

新卒向けの求人へ応募できる

新卒採用では、実務経験よりも、入社後の成長可能性や基礎的な能力を含めて選考する企業があります。

専門的な経験がなくても、幅広い職種へ応募できることは、新卒時に就活するメリットの一つです。

ただし、新卒採用の方法や応募条件は企業によって異なります。希望する企業の募集要項を確認しましょう。

研修を受けながら仕事を学べる場合がある

新卒社員をまとめて採用する企業では、入社後にビジネスマナー、業務知識、システムの使い方などを学ぶ研修が行われる場合があります。

同期と一緒に仕事を学べる企業もありますが、研修内容や期間は企業によって異なります。会社説明会や採用サイトで確認することが大切です。

収入と生活の見通しを立てやすい

就職すると、毎月の給与を得ながら経験を積めます。

社会保険や福利厚生の内容は勤務先や雇用形態によって異なりますが、継続的な収入があることで、住居や貯蓄などの生活設計を考えやすくなります。

自分の価値観を整理できる

就活では、これまでの経験、得意なこと、苦手なこと、希望する働き方について考えます。

実際に企業や社員の話を聞くことで、それまで知らなかった仕事に興味を持つ可能性もあります。就活を始めた時点で、明確な夢や目標が決まっている必要はありません。

就活で負担になりやすいこと

学業や課外活動と両立する必要がある

企業研究や選考への参加には時間がかかります。

政府が示している2027年度卒業・修了予定者向けの原則的な日程は、広報活動が卒業・修了年度直前の3月1日以降、採用選考が6月1日以降、正式な内定日が10月1日以降です。ただし、一定の専門活用型インターンシップを経た場合など、例外もあります。cas.go.jp

企業によって実際の動きは異なるため、学業の予定と併せて早めに確認しましょう。

選考結果によって気持ちが揺れやすい

不採用が続くと、自信を失ったり、周囲に遅れていると感じたりすることがあります。

一人で結果を抱え込まず、大学のキャリアセンターなどで応募書類や面接を振り返りましょう。改善できる部分と、自分では変えられない企業側の事情を分けて考えることが重要です。

費用がかかる場合がある

面接会場までの交通費、宿泊費、証明写真、衣服などの費用が発生することがあります。

オンライン選考が利用できるか、大学の貸し出し設備や就活支援を利用できるかも確認しましょう。

短期間では企業との相性を判断しにくい

説明会や数回の面接だけで、実際の働き方を完全に把握することは困難です。

入社後の違いを減らすには、社員との座談会、職場見学、インターンシップなど、複数の方法で情報を集めることが大切です。

就活をしない場合に考えられる進路

一般企業への就活をしない場合、主に次のような選択肢があります。

選択肢事前に確認したいこと
大学院・専門学校への進学入試、学費、研究内容、修了後の進路
公務員を目指す試験日程、受験資格、併願方法
留学・ワーキングホリデー費用、ビザ、保険、帰国後の計画
資格取得に集中する資格の必要性、学習期間、取得後の仕事
起業する事業計画、資金、顧客、収入が安定するまでの生活
フリーランスとして働く技能、案件の獲得方法、契約、税金、社会保険
アルバイトを続ける収入、雇用の安定性、将来の働き方
卒業後に就活する既卒者向け求人、応募時期、生活費

どの進路にもメリットと注意点があります。「会社員以外なら自由」「進学すれば就職を考えなくてよい」といったイメージだけで決めず、具体的な準備と期限を確認しましょう。

就活しないと新卒として応募できなくなる?

卒業後に就職活動を始めることは可能です。

厚生労働省の新卒応援ハローワークは、大学などの卒業予定者に加え、卒業後おおむね3年以内の人も利用できます。担当者による相談、応募書類の添削、面接指導などを無料で受けられます。mhlw.go.jp

ただし、すべての企業が既卒者を新卒採用の対象にしているとは限りません。応募条件は企業ごとに確認する必要があります。

「卒業してから考えればよい」と先送りするのではなく、在学中に卒業後の収入、住居、応募先、相談先を整理しておきましょう。

就活したくないときの対処法

まず理由を一つ選ぶ

「就活したくない」という気持ちを、次のような言葉に分けてみましょう。

□何から始めればよいか分からない
□面接が怖い
□自分に合う仕事が分からない
□働きたい会社が見つからない
□周囲との比較に疲れた
□就職以外にやりたいことがある
□心身が疲れている

理由を一つに絞れない場合は、当てはまる項目をすべて書き出しても構いません。

就活を小さな作業に分ける

最初から内定までの計画を立てる必要はありません。

今日できる作業を一つだけ選びましょう。

■キャリアセンターの相談予約をする
■興味のある職種を一つ調べる
■求人情報を一件だけ読む
■説明会を一社だけ予約する
■履歴書の基本情報だけ記入する
■友人や先輩に仕事の話を聞く

行動してみて負担が大きければ、進め方や目標を見直します。

就活の期限を確認する

就活を休む場合でも、大学の推薦応募、企業の募集締切、公務員試験、進学手続きなどの期限は確認しておきましょう。

「今週は休み、来週の月曜日に今後の進路を考える」のように、見直す日を決めておくと、休むことと先送りを区別しやすくなります。

一人で決めずに相談する

相談相手には、次のような選択肢があります。

■大学のキャリアセンター
■学生相談室や保健管理センター
■家族、友人、先輩
■新卒応援ハローワーク
■自治体の若者向け就職支援窓口

新卒応援ハローワークは全国に設置されており、学生や卒業後おおむね3年以内の人が無料で利用できます。就活中の心理的な不安について、専門家へ相談できる場合もあります。mhlw.go.jp

複数の意見を聞き、最終的には自分の希望と生活条件を踏まえて判断しましょう。

休んだほうがよい場合もある

就活を続けることで、心身の状態が悪化する場合もあります。

次のような状態が続いている場合は、就活を一時的に休み、専門的な相談先を利用することも検討してください。

■眠れない、または朝起きられない
■食欲が大きく変化した
■強い不安や落ち込みが続いている
■授業や日常生活にも支障が出ている
■自分を強く責め続けている

就活の遅れよりも、心身の健康を優先することが大切です。苦しさが強い場合や自分を傷つけたい気持ちがある場合は、一人にならず、身近な人や医療機関、緊急の相談窓口へすぐに連絡してください。

まとめ

「就活したくない」と感じる背景には、進め方が分からない、選考が怖い、仕事が決められない、周囲との比較に疲れたなど、さまざまな理由があります。

まずは、自分が何に負担を感じているのかを整理しましょう。

一般企業への就職だけが唯一の進路ではありません。進学、公務員、留学、起業、フリーランス、卒業後の就活なども選択肢になります。ただし、いずれの道を選ぶ場合も、必要な準備、費用、期限、卒業後の生活を具体的に考える必要があります。

今すぐ進路を決められない場合は、キャリアセンターへ相談する、求人を一件だけ見るなど、小さな行動から始めてみましょう。

心身の不調が続いているときは、無理に就活を進めず、学生相談室や医療機関などへ相談することが大切です。

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