IT業界のESで重要なのは「志望動機」

就活準備, 就職活動
2023.06.30
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投稿したユーザー : shigehiko21

〜選考を有利に進めるための書き方と例文〜

はじめに

IT業界は、いまや就活生から非常に人気の高い業界です。
スマートフォンやインターネットサービス、AIやクラウドといった技術が日常生活に深く浸透している今、IT業界は社会にとって欠かせない存在となっています。そのため「将来性がある」「やりがいを感じられる」と志望する学生は年々増加しています。

しかし、競争率が高い分だけ ES(エントリーシート)の内容次第で合否が大きく変わる のも事実です。中でも「志望動機」は最も重視される項目のひとつ。ここをおろそかにすると、他の応募者に埋もれてしまう可能性があります。

本記事では、IT業界のES作成で意識すべき志望動機の書き方や注意点を、例文とともにわかりやすくご紹介します。


◆IT業界を理解することから始めよう

多様な職種が存在する

IT業界と一口に言っても、その職種は多岐にわたります。

  • エンジニア職(システム・Web・セキュリティなど)
  • 営業職
  • コンサルティング職
  • マネジメント職
  • 開発・研究職

特にエンジニア職はさらに細分化され、それぞれに求められるスキルや役割が異なります。まずは「自分がどの職種を志望するのか」「その職種にはどんな能力が必要なのか」をきちんと理解することが大切です。

業界全体の特徴を掴む

IT業界は常に変化が早く、新しい技術やサービスが次々と登場します。そのため 柔軟性・学習意欲・応用力 が不可欠です。さらに、自分が希望する職種に加え「業界全体に対する関心や熱意」を持っていることも、企業から高く評価されます。


◆ESで志望動機を書くときのポイント

●IT業界を選んだ理由を明確にする

競争率が高いため、曖昧な志望動機はNGです。
「なぜ数ある業界の中からITを選んだのか」を、具体的なエピソードを交えて書きましょう。

【例文】

私はIT業界に携わることで、人々の生活を便利にし、より豊かな社会を実現したいと考えています。
高校までは地方で暮らしていましたが、大学進学で上京した際、都会のネット環境の便利さに驚きました。
その経験から、地域格差なく誰もが快適にITを活用できる世の中をつくりたいと思うようになりました。


企業を選んだ理由をはっきりさせる

業界を選んだ理由と、企業を選んだ理由は別物です。
志望先企業については、事業内容や取り組み、社会への貢献に触れながら「なぜこの会社でなければならないのか」を伝えることが必要です。

【例文】

現代社会では、ネット環境が整っていることが当たり前になっています。その一方で、トラブルが起これば生活や業務が大きく停滞します。
貴社は全国的に幅広い事業を展開し、都市部だけでなく地方にも安定したサービスを提供している点に大きな魅力を感じました。
私もその一員として、誰もが安心してITを活用できる社会の実現に貢献したいと考えています。


スキルや経験を自己PRにつなげる

IT業界では職種ごとに必要なスキルや資格が異なります。

  • これまで学んだ知識や経験
  • アルバイトや課外活動で培ったスキル
  • 今後学びたいこと

これらを具体的に記載することで「入社後に活躍できる人材」という印象を与えることができます。

【例文】

私はアルバイトで接客を経験し、円滑なコミュニケーションの大切さを学びました。
この経験を活かし、システム開発の現場でも利用者の声を大切にした提案や改善ができる人材を目指しています。
また、新しい技術に積極的に挑戦し、常に成長し続けたいと考えています。


◆NGな志望動機の書き方

  • ITと関係ない自己PRに終始する
    →「積極性があります」だけでは、どの業界でも通用してしまい説得力に欠けます。
  • どこでも通用するような汎用的な志望動機
    →「御社で成長したい」だけでは弱く、企業研究不足と思われます。
  • ネガティブな要素を含める
    →「コミュニケーションが苦手だった」などのマイナス表現は避けましょう。

志望動機が思いつかないときは?

どうしても志望動機が浮かばない場合は、就活支援の「志望動機作成ツール」やキャリアセンターのサポートを利用するのも一案です。
ただし最終的には、自分の言葉で熱意を伝えることが最も大切です。


まとめ

IT業界のESでは、何よりも 志望動機の具体性と一貫性 が重要です。

  • なぜIT業界を選ぶのか
  • なぜその企業で働きたいのか
  • そのために自分がどう貢献できるのか

この3点を押さえて、自分らしい言葉で熱意を伝えることが、選考通過の大きなカギになります。

これからIT業界を志望する方は、ぜひ業界研究と企業研究を徹底し、オリジナルの志望動機をしっかりと作り上げてください。

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