クリエイティブ業界のエントリーシート対策ガイド

就活準備, 就職活動
2023.06.30
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投稿したユーザー : shigehiko21

◆ はじめに
就職活動において、最初の関門となるのが エントリーシート(ES) です。履歴書よりも記載項目が多く、書類選考や面接の資料としても活用されるため、内容の完成度が合否を左右します。特にクリエイティブ業界を志望する場合は、独自の質問や評価視点があるため、事前準備が欠かせません。


◆ クリエイティブ業界ESの特徴

  • 業界ごとに幅広い職種が存在(広告、出版、サービス、メーカーなど)。
  • 独創性・企画力・表現力といった特性が評価されやすい。
  • 一般的な質問に加えて、「キャッチフレーズ」や「一文字で表すと?」など、発想力を問う設問が出題されることもある。

◆ 志望動機の書き方

  • なぜこの業界か? なぜこの企業か? を具体的に。
  • 自分の経験やスキルを活かし、どのように貢献できるのかを明示。
  • 仕事内容を正しく理解したうえで、未来像と結びつけて語ると説得力が増す。

◆ 自己PRの書き方
自己PRは以下の4ステップでまとめるのが有効です。

  1. 自分の特徴・強み
  2. その根拠
  3. 強みを発揮した具体的エピソード
  4. 入社後の活かし方

→ 例えば「企画力」「段取り力」「チームをまとめる力」などを短いフレーズで表現すると効果的。


◆ ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)

  • 学業、研究、部活動、サークル、アルバイト、ボランティア、留学など幅広いエピソードを用意。
  • 複数のエピソードを準備することで、設問の切り口に柔軟に対応可能。
  • 前向きさ、挑戦心、協働力を示すことが評価につながる。

◆ クリエイティブ業界特有の質問例

  • 自分を表すキャッチフレーズを考えてください
  • あなたを一文字で表すと?理由は?
  • クリエイターとして実績を挙げた経験を教えてください
  • 他の人より優れていると思う点は何ですか?

→ 発想力や個性が問われるため、ユニークかつ具体的に答えることが重要。


◆ 主な活躍の場

  • 広告・出版・マスコミ:企画から制作まで幅広く関われる。人気業界のため入念な準備が必須。
  • サービス業界:エンタメを中心に、顧客体験を高めるクリエイティブ職が多い。
  • メーカー:商品開発、広報、デザインなどで活躍可能。総合職としての採用も多い。

◆ ES作成の準備ステップ

  1. 業界・企業研究
    • 興味のなかった分野にも目を向け、幅広く情報収集。
    • 企業の特徴や動向を理解することで、説得力ある志望動機が作れる。
  2. 自己分析
    • 興味・関心・強みを整理し、自分ができることを把握。
    • 過去の経験から一貫した強みを導き出す。
  3. 強み・PRポイントを明確化
    • クリエイティブ業界で活躍するために必要な資質(企画力、発想力、実行力など)を整理。
    • エピソードと結びつけて「強み」を具体化。
  4. 志望動機を作成
    • 自己分析 × 企業研究の掛け合わせでオリジナリティある動機に。
    • 興味・関心・価値観を言語化することで、深みのある内容に仕上げる。

◆ 例文

  • 志望動機(出版関連):「大学で学んだ広告学とデザインスキルを活かし、御社の情報誌の企画・編集を通じて読者との接点を創出したい。」
  • 志望動機(エンタメ業界):「子どもの頃から親しんだテーマパークを通じて、多くの人に夢や希望を届けたい。」
  • 自己PR:「漫画研究サークル代表として販売会を企画・運営し、告知物の制作や集客に貢献。段取り力と企画力を強みとして、御社の広報・デザイン業務に活かしたい。」

◆ まとめ
クリエイティブ業界のエントリーシートは、独自の質問や発想力を求められる点が特徴です。

  • 企業研究で志望動機に説得力を持たせる
  • 自己分析で強みを明確化する
  • 具体的なエピソードで自分を印象付ける

この3点を意識すれば、魅力的なエントリーシートが完成します。万全の準備を行い、自分らしい表現で内定をつかみ取りましょう。

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