志望動機の考え方と職種別の具体例まで徹底解説!
■ なぜ事務職は志望動機に迷う人が多いのか?
- 「長く働けそう」「裏方が得意だから」といった理由で事務職を志望する人は多いものの、
エントリーシート(ES)ではそのまま書くと弱く見えてしまいます。
- 事務職は特別な資格がなくても応募できる一方で、業務内容は会社や職種によって大きく異なります。
- 自己PRや志望動機を「何を書けばよいか分からない」と悩む新卒生が多いのもそのためです。
■ 事務職とはどんな仕事?職種によって大きく異なる
以下に代表的な事務職の種類と業務内容を紹介します:
- 営業事務:電話対応・受発注管理・資料作成など、営業のサポート役
- 経理事務:会計処理・経費精算・支払管理など、金銭に関わる業務
- 一般事務:データ入力・書類作成など、社内サポート業務が中心
- 貿易事務:通関書類作成・輸出入業務・英語対応が中心
- 医療事務:受付対応・医療費計算・診療報酬請求など
- 秘書:役員のスケジュール管理や来客対応など
▶ どの事務職を志望するかによって必要なスキルや適性が変わるため、仕事内容の理解が最重要です。
■ 事務職に求められる基本的な素養とは?
エントリーシートで評価されやすい力を以下にまとめます:
- PC・デジタルスキル
→ 資料作成、データ管理、社内システム対応などに必須。MOSなどの資格があれば有利。
- コミュニケーション力
→ 社内外とのやりとりを円滑に進めるには、丁寧な聞き取りと正確な伝達が求められます。
- マルチタスク力
→ 優先順位を付けて複数業務を同時に進める力。忙しい日常業務をこなすには必須。
- 集中力の持続・正確性
→ データ入力や書類管理では、ミスのない丁寧さが評価されます。
- 当事者意識と責任感
→ 上司や同僚からの依頼でも「自分ごと」として丁寧に遂行する姿勢が信頼につながります。
■ エントリーシートの志望動機に入れるべき要素
下記4点を意識して書くことがポイントです:
- なぜその企業で働きたいのか(ビジネスモデル・理念への共感)
- なぜその職種を希望するのか(仕事内容への理解)
- 自分がその仕事に向いている根拠(スキルや過去の経験)
- 自分の言葉で書かれているか(自己分析と一貫性)
■ 志望動機の具体例と解説
● 営業事務の場合
「文化祭の実行委員として裏方で仲間を支える経験から、サポートする仕事にやりがいを感じました。旅行会社の営業を支える事務職として、ホスピタリティと根気を活かしたいです。」
- ▶ アピール:ホスピタリティ、持続力、マルチタスク力の高さ
● 一般事務の場合
「大学図書室でのアルバイト経験を通じて、PCスキルを独学で身に付け、ポスター作成や告知の工夫に取り組みました。今後も自ら学び、業務の正確性と効率化を目指していきたいです。」
● 中小企業の事務職の場合
「介護施設で電話応対のアルバイトを経験し、自らできる業務を広げていくうちに、やりがいを感じました。入社後は任された仕事に責任を持ちつつ、仲間を支える働きもしていきたいです。」
- ▶ アピール:積極性、柔軟性、チームでの信頼構築力
■ 最後に:事務職は「受け身」の仕事ではない!
- 「縁の下の力持ち」として支える役割は確かにありますが、それは決して「言われたことだけをやる」仕事ではありません。
- 周囲の状況を見ながら、自ら行動する積極性こそが、信頼される事務職の本質です。
- 「どの事務職に自分は向いているのか?」をよく見極め、ESでは具体的な職種×自分の経験を丁寧に言語化していきましょう。