投稿したユーザー : shigehiko21
■ 「ガクチカ」とは何か?──就活での位置づけと目的
就職活動において定番中の定番とも言える質問が、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という問い、いわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」です。エントリーシート(ES)や面接で頻繁に問われるこの質問は、企業側にとって、学生がどんな特性を持ち、どのような行動をとる人物なのかを見極めるための重要な手段です。
この質問に対し、学生側は単なる体験談を語るのではなく、その体験を通じて得た学び・行動力・人間性・成長のプロセスを的確に伝えることが求められます。つまり、ガクチカとは「自分の価値を相手に伝える材料」であり、自己PRの延長線上にあるものなのです。
■ ガクチカに「旅行体験」は使っていいのか?
多くの学生が、「ガクチカ=サークル・アルバイト・ボランティア」などの活動を思い浮かべますが、実際にはどんな経験でもエピソードとして取り上げることが可能です。中でも「旅行」は一見レジャーに見えて、深い学びや困難への対応、計画力、異文化理解など、多くの要素を含んでおり、ガクチカとして非常に優れた題材になります。
ただし、旅行経験を単に「楽しかった思い出」として語るのでは、アピールにはなりません。何を学び、どのように行動し、どんな成長があったかを明確に伝える必要があります。
■ ガクチカを作成する上で意識すべき5つの視点
以下の視点を取り入れることで、説得力のあるガクチカエピソードが完成します。
これらを意識しながら、自己の「強み」や「価値観」が伝わる構成を作ることが重要です。
■ PREP法を使った構成で伝わりやすく
PREP法とは、話の構成を以下の順に整理することで、説得力を高めるプレゼンテーション手法です。
この構成に沿ってガクチカエピソードを展開することで、相手に分かりやすく、印象に残る説明が可能になります。
■ 旅行体験をガクチカに活かす際のポイント
◎ 1. 学びや得たものを中心に据える
「旅行でどこへ行ったか」よりも、「何を得たか、学んだか」が重要です。目標達成や自分の成長の側面を意識しましょう。
◎ 2. トラブルや困難をどう乗り越えたか
旅行は非日常だからこそ、ハプニングもつきもの。その時にどう行動し、何を学んだかが強みのPRにつながります。
■ 旅行経験からアピールできる強み
旅行体験は、以下のような多くのビジネススキルに結び付けられます。
🔹 行動力
目標を持って行動する姿勢を示すことができます。例:語学学習をして現地で実践する、1人旅に挑戦する など。
🔹 計画性・企画力
旅行の行程を綿密に立てることで、予算管理、時間配分、周囲との調整といった力が表現できます。
🔹 人間関係構築力
現地の人や旅先で出会った人との交流経験は、初対面の人と関係を築く能力の裏付けになります。
🔹 コミュニケーション能力
異文化や初対面の相手と意思疎通する力は、対人スキルとして大きなアピールポイントになります。
■ ガクチカとしての旅行エピソード例文
✦ 例①:国内自転車旅行
自転車で東京〜仙台を旅した際、途中でチェーントラブルに遭遇。一度はリタイアを考えたが、地元の方の応援に支えられ旅を継続。以降、現地の人と積極的に交流しながら旅を続けた経験を通じて、粘り強さと積極性、コミュニケーション力が養われた。
✦ 例②:語学研修旅行(オーストラリア)
英語力向上を目標に1年間準備し、語学研修に参加。現地ではトラブルもあったが、学んだ英語を活かして現地の人に助けを求め乗り越えた。帰国後も語学学習を継続中。目標達成のための努力と継続力をアピールできる内容。
✦ 例③:ドイツへの一人旅
長年の夢だったドイツ旅行を叶えるため、バイトを掛け持ちし、語学も独学。現地では文化を堪能し、現地の人と食事をするなど異文化交流も経験。計画力・独立心・国際感覚をアピール可能。
■ まとめ:旅行体験を「伝える力」でガクチカに昇華させよう
旅行は、そのままでは単なる思い出話になってしまいますが、「学び」「行動」「成長」という視点を明確にし、PREP法を活用することで、魅力的なガクチカエピソードに昇華できます。
これらを意識してESや面接でしっかり伝えることで、あなたの人物像はより魅力的に映り、内定獲得へとつながる可能性が高まるでしょう。ぜひ、旅行体験を活かしたガクチカ作成に取り組んでみてください。